$ 0 0 甲斐の国こと山梨県は戦国時代に天然の要害とも称され、急峻な山々が囲む攻められにくい地形だった。裏を返せば海が無く塩は貴重品。江戸時代に富士川舟運が開発されると中継点の鰍沢(かじかざわ)は、塩などの運搬で賑わった。閑話休題、舟運が廃れ今は静かな鰍沢より富士川の支流となる大柳川を遡った十谷地域に、3つの異なる温泉が湧く。下流側の「山の湯」はダイナミックな展望が売りで突き抜けた素晴らしさがある。